ドイツとフランスで事業をされている飯守篤子さんの本を書かせて頂くことになりました。取材のために、ドイツに1か月滞在しました。そんな日々の覚書。
ドイツでの原稿仕事についての考察
ドイツでは、基本、取材か原稿仕事をしていました。「原稿仕事」というのは、原稿を書くだけでなく、いや、むしろ「原稿を書くための下準備」に多くの時間を割いていた。
下準備とは、撮影した画像の整理、インタビューをした音声データの変換など。取材データは、そのままでは使えず、「原稿を書く時に使いやすい状態にまで整理しておく」という工程が必要です。
飲食店に習っていえば、仕込みってことになるのかな?
結論、「本の原稿を執筆」という領域には、全く到達できなかった。
ドイツに行く前まで、そして滞在中は「ドイツにいる時にしか書けないことがある。ドイツで本を書き上げたい!」くらいに思っていたので、気持ちだけが急いで、自分にプレッシャーをかけて空回りしていた。
人生は、やってみないとわからないことだらけ。
ドイツで普通に暮らしていたつもりだったけど、「自分にプレッシャーをかけていた」ということは、東京に戻ってきてから言語化できた。
「原稿に向き合う」という意味なら、東京に戻ってきてからの方が、いい感じで向きあえている。
ドイツの何気ない風景
で、だ。
勝手に一人でプレッシャーをかけて、仕事に追われた(気分だった)ドイツ生活だったけれども、近所を散歩する時は、心安らぐひと時だった。
注:篤子さんは、常に、「頑張んなくていいよ!」と声かけしてくれていました。
夫の転勤で北海道に住んでいた時、「北海道は、何でもない景色が美しい」と思った。たとえば、ちょっと車で郊外に出た時に通った、田園風景の中の名もなき道。
そんな風景が、「私の中の北海道」のイメージになっている。ドイツ生活も同じ感じ(雑)。そんな日々の風景を紹介します。
昨日紹介したフランクフルトの大聖堂。どこからでも姿が見えるのだけれど、違う角度からだと雰囲気も違うね。
この日は珍しく晴天でした。今、思ったけれど、「ヨーロッパの1月~2月は曇天ばかり」と書いたけれど、晴天の日もあったのかもしれない。今となっては、謎。
スーパーで売っているお花の色使いも、日本とは違う! って思った。包み紙だって、ドイツ語が印刷されているしね。。。
こうしたちょっとしたことが、私の中の「ドイツの思い出」となっています。