自分の職歴を振り返ってみる
このところ、「起業という営み」に、興味深々な毎日です。
まずは、「なぜ、起業に興味を持ったのか?」を職歴とともに、振り返ってみます。
私、社会人スタートは、丸紅という会社の会社員でした。
「ザ★縁故」という感じで、親の後ろ盾ありきで、突っ込まれた会社。
今、思えば、なぁ~んにも、考えていなかった。(本当に、すいません!)
当然、入社3~4年目になって、お定まりの「このまま、この会社にいるのが、私の人生なの?」という、疑問が浮かび。
簿記の資格をとったり、読者モニターをやったりと、「会社とは違う場所」にアンテナを立ててみた。
すると、読者モニターをやっていた編集部から、「普通の感覚のある人を、ライターとして育てたい」と、お声かけを頂いて、ライター見習いをスタートした。
「親が敷いてくれたレールを歩むしか、人生の方法論がない!」と、思い込んでいた私の前に、「マスコミ業界」という扉が突然、バーン!と、開いた感じ。
空の巣症候群の主婦が、起業家に!?
3人の子育てをしつつ、マスコミ業界で働くこと25年。
25年もやっていれば、それは、それで、ある意味、安定した毎日である。
ところが、この春、下の双子が大学生になりましてね…。
ものすごい勢いで、心にぽっかり穴が開いた。
その穴を埋めるべく、「今までとは違う場所」に、再び、アンテナを立ててみた。
その一環で、東京都の起業セミナーに応募したところ。
講師陣も、受講生も、「今までお会いしたことない人たち」だった件。
全5回の起業セミナーの最終日は、受講生30人が、各人3分間で自分の事業プランを話す。
それぞれ、全く違う「種」を持つ30人。
それを、花開かせようとしているエネルギーに触れた。
こんな世界があるんだ!
加瀬さんと遭遇し、インボイス制度のセミナーに参加
加瀬さんは、起業家を応援する税理士さん。
起業セミナーの打ち上げの席で、初めてお話しをしました。
私、マネーライターという仕事柄、士業の方(税理士、社労士、司法書士)と、お仕事をしますが。
女性媒体、つまり、「家計管理レベルの記事」で税理士さんと仕事をするとなると、相続関連一択。
つまり、「相続を専門にする税理士さん」としか、お話しをしたことがなかった。
加瀬さんと、会社を立ち上げようとしている起業家の方が、最終日の打ち上げの席で話をしていたのを、横目で見ていたのですが。
経営の話をしている!!! って、思った。
「起業家を応援する税理士さんは、こんな感じなんだ~!」って、感動した。
で、だ。(ようやく掲題に到着)
先日、加瀬さんのインボイス制度についてのセミナーに参加した。
すっごい、わかりやすかった!!!
「頭の中、整理されているんだろうな~」と、思った。
自戒を込めて。
「自分が理解している」ということと、「自分が理解していることを、他者に伝える」ということは、全く別の事柄だ。
取材は、「他者が理解していることを、言語化する」という行為。
この前段階として、「この人は、他者に伝えることが得意な人なのか?」という問いは、取材相手選びの際は、かなり重要です。
そうでないと、取材が大変!!
加瀬さんは、「他者に伝えること」が、すごくお上手でした。
巷に溢れるインボイス関連の記事を読んでみたりもしていたが、全然、要領を得なかった。
下手なライターの取材記事を読むより、「他者に伝えることが上手な、その道の専門家」に話を聞く方が、核心にアクセスしやすいのだと実感した。
1時間半の加瀬さんの講義で、インボイス制度の骨格が掴めて、有意義な時間でした。
そして、経営者に寄り添って、一緒に汗をかいて下さる税理士さんが、この世にいるということを知れたことは、希望でした!
加瀬さんは、アカウンティングフォース という税理士法人を経営されています。
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お金のことって、とかく、「難しい」とか「わかりづらい」と、言われますが。
そもそも論として。
「取材者が、取材内容を、『他者に伝える』というレベルまで咀嚼できていない」という問題が大きいと思う。
いつか加瀬さんと、「アラフィフ起業家のためのお金の本」を作ってみたいなぁ~という野望を、ここにアップしておきます!