
【バーネット・ベインさんと奥様のサンディ・スチュアートさん with 私】
あなたの中に眠る創造性を解放して
最高の人生を生きる!
昨日10時~19時、上記のセミナーに参加してきた。
すごいタイトルだな。
翌日の朝である今、リビングに箒をかけた後
珈琲を飲みながら、そう思っている。(日常に着地した、なう)
途中、休憩をはさんだものの、
ほぼ、ぶっ通しで9時間の濃密な時間。
それは、どんな体験だったのか? を、
少し整理してみたいと思う。
バーネット・ベインさんは、
オスカー賞を受賞したこともある映画監督で、
コロンビア大学の先生でもあるそーだ。
公式ホームページは、コチラ。
世界的なベストセラー作家だけが入ることができる協会である
TLCの古参メンバーの一人でもあるそーだ。
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話が日常レベルと違いすぎて、
私が書くと、「嘘」っぽく聞こえる自覚はあります。
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「映画を作る時、『場』を作ることを心がけている。
コントロールをするのではなく、統括をするというイメージ」
私は、上記の言葉が一番響いた。
映画は、たくさんの人が関わる表現形態だ。バーネットさんは、
「彼らの才能やギフトを、その場に持ってきてもらう」
という気持ちでやっている、と。
自分のマニュフェストを実現していくためには、
参加してくれる人たちと、コミュニケーションをとる必要がある。
もちろん、行き違いや意見の対立もある。けれども、『場』は、
それをも内包しうる「大きなもの」でないといけないと気がついた。
40年間やってきて、
今の方法が一番早いと気がついた、と。
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私が仕事で書いている「文章」には、実は多くの人が関わっている。
それを実感するのは、とりわけ紙媒体さんでのお仕事だ。
(ここにはリンクをかけられないのだけれど・・)
紙媒体さんの場合、基本、取材相手は複数だし、
取材相手の著作や、取材時間であるインタビューから拾った
彼ら(彼女たち)の言葉や想いを、
自分のイマジネーションで裏打ちしながら
パッチワークのように文章として紡いでいく。
紡いだ文章は、読者の代表である担当編集者さんや編集長、
そして、その上の編集局長が、チェックしてくれる。
ページを構成するためには、カメラマンさんやイラストレーターさん
ページをデザインしてくれるエディトリアルデザイナーさんや、
そういう方と連携をとる「制作の進行管理」の係の方もいらっしゃるし、
最終的なチェックをして下さる校正・校閲の方の存在も欠かせない。
また、マネー記事の場合は、金融機関の広報さんと連携をとり、
情報を開示してもらったり、必要な調査データを頂く必要がある場合も多い。
記事のクレジットには、「取材・文 楢戸ひかる」と入るけれど、
その裏には、本当にたくさんの人が関わって下さっていると、今、あらためて思う。
「文章」が、「場」である。
そんな意識を持てるようになると、文章の持つエネルギーは高まると感じた。
昨年あたりから、仕事で書く文章に対しては、「私が書く」という感じではない
気がしていたのだけれど。。。
そもそも、この「文章を書く時の感覚が違ってきている」ということにも
自分としては、無自覚だったように思う。
昨日のセミナーを受けて、
自分が変化していると感じていた部分に
ピタっと当てはまる言葉に出会った。
ことば。にすると、そんな感じかなぁ。
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バーネット・ベインさんの妻である
サンディ・スチュアートさんの、チャーミングさが素晴らしかった!
サンディさんは、意識的にクリエティビリティな生活をしようと
決断したそーだ。
たとえば、お皿を洗っている時、
お皿の手触りや、デザインや色を楽しむ。
たとえば、38年連れ添っている夫のバーネットさんと話をする時、
「今日が初めてのデートの日、出会った日」というゲームを楽しむ時もある。
そんな暮らし方をしているそうだ。
クリエティビリティが姿を見せない時も、
彼女(※)が存在できる場所を、常に確保しておく。とも言っていた。
※ クリエティビリティは女性的なエネルギーなので、二人称は「彼女」だそう。
ザックリ言えば、余白のある生活。
そんな感じだろうか。
バーネットさんとサンディさんの存在感、
わかりやすい言葉だと、「オーラ」とでも言おうか。
それを肌で感じることができたということも、
大きな大きな収穫だった。
リン・ツイストさん。
ジョン・クレイ博士。
本田健さんが出会わせて下さる方たちは、
みんな似たような雰囲気がある。
柔らかい、安心できるオーラとでも言おうか。
バーネットさんの言葉で言えば、
「全てにおいて安全で美しい場」
そんな世界の住人であるという感じ。
きっと、未来の人たちは、
あんな感じなんだろうと思った。
バーネットさんは、
現在は、未来の結果になり得る。
と言っていた。
「未来」。
そのかすかな気配を、私は昨日、確かに感じた。
私は、あそこに辿り着くための言葉を紡いでいきたいんだと思った。