月別アーカイブ: 2019年11月

演奏会2日前のラフマニノフ

ラフマニノフについて

語るのはやめようとは、思っていたんですが・・・。

こんな出来事がありました。

 

昨日の夕方6時、電話が鳴った。

 

私は夕食を作成中だったのだが、

台所のある1階の子機は壊れている。

 

慌てて、夕食の鍋の火を止めずに、

2階にある電話をとるべく、階段をかけあがり電話に出ると。

 

「やっぱ、家に、いんじゃん!」

 

と、やけに親しげな口調で話しかけられた。

 

「え? あなた、誰ですか?」

 

と、思うよね? 

マジで誰だかわからなかったから・・。

 

「あなた、誰ですか、とか言ってるよ、この人」

と、どうやら電話の向こうは、複数の人がいる様子。

 

電話をかけてきた相手は、

パートリーダーのイズミさんでした。

 

相手を確認できたので、鍋の火が気になった私は

「かけなおす!」と言って、電話を切った。

 

子機が壊れているので、携帯でかけようと、携帯を見てみると。

イズミさんと、ちょうこさんと、私というライングループが

未読32とかになっている。

 

【結論】

イズミさんが、ちょううこさんちに遊びに来ており、

楽器も持参しているとのこと。

 

さらに。「ラフマニノフの不安な点、解明しようか?」との

申し出の電話でした・・。

 

何かの罰ゲームですか?

 

演奏会の3日前に、パートリーダーの前で

独り弾きとか、ありえないから・・・・。

 

とまぁ、こんな経緯で、

結局、一緒に練習。は、免れたのだが。

(免れたとか、言っちゃダメだが)

 

気がつかないようにしていた、

演奏会、2日前の気持ちにフォーカスしてみましょうか?

という気分になった訳ですね・・。

 

 

【結論】

1楽章と3楽章だけ弾いて、退場したい。

2楽章と4楽章が、弾けない。

 

ジタバタとした気持ちもありましたが、

1週間くらい前になって腹が座った。

 

弾ける部分を、思い切り堪能しよう!

 

そう思ってからは、弾ける部分のフレーズを

自分らしく弾く。という練習に切り替えた。

 

それにしても、いい曲すぎる件。

 

片想いが、募って募って、

でも、絶対に振り向いてもらえないことは

わかっている。

 

こみあげる、やるせない、切なさ・・。

これが、ラフマニノフを弾くということなのかな。

ザ ★ 日本男児

昨日は、国家公務員として

国の中枢業務を担っている方の取材だった。

 

見た目、言動、

そして信念を持っている人が持つ、目力・・。

 

ザ ★ 日本男児 という感じ。

 

例えるならば、雪の中にスクっと立つ

秋田犬。という雰囲気の方だった。

 

こういう方が、日々、日本のことについて

考えて下さっているのか! と、思ったら

すごく心強くなった。

 

私が取材をさせて頂く男性は

自分の才能や技術を使って

ピンで活躍している人が多い。

 

組織の中で働く人に、

実は、あんまり会わないのかも? と、気がついた。

 

新聞社や出版社、テレビ局だって、組織なのかもしれないが、

彼らは、ピンの人達と似た雰囲気がある・・。

 

新卒で入社した会社に、一応、10年近く勤めていたし、

そもそも、夫は、堅い会社の会社員だが。

 

それでも、尚。 国家公務員の彼は、

「触れたことのない空気感だなぁ」と、思った。

 

「国家」を背負っているからかしらん?

 

ひと昔前の日本には、こういう感じの人がたくさんいて

日本の復興を支えていたんだろうなぁ、どと思った。

 

結構な衝撃だった。。。。

今、まだ、ボンヤリとしている。

 

取材内容を記事にすれば

未知との遭遇は腑に落ちるかな???

【完了】2019年 秋 大物布物衣替え + 扇風機片付け 記録

【2020年の夏を待つ方々】

 

2019年 秋 大物布物衣替え + 扇風機片付け 記録を

晒すことにしたのが、10月上旬。

 

片付けの日付を見てみると、10月8日がスタートのようだ。

あれから、約1か月半。

 

やっとこさ、全工程が完了した。

 

前半は、わりとサクサクと進んだのだが、

子供たちの寝具と、扇風機の羽洗いが滞ってしまったなぁ。

 

息子たちに、「シーツ、とっかえて!」と何度言っても、

放置。根負けした私は、自分がとりかえました。

 

ザ ★ 敗北感。

 

来年こそは、自分たちで衣替えをして

もらおーじゃないの!

 

扇風機の羽を洗うのも、「機械苦手」な私にとっては、おっかなびっくりで。

案の定、外した羽を元に戻せず、息子にやってもらった。

 

【覚書】

羽の留め具は、ネジが反対回りになっている!

 

そういえば、そうだった! と、

思い出したけど、毎年、忘れて、「留め具が回らない!」と思うので

来年は、思い出せますように。

 

来年、思い出せたかどうかは、

覚えていたら、ここで発表します!!!

(誰得情報?)

 

【名札をつける】

 

今回の大きな動きとしては、

大物布物を、「作業ができる範囲」に割り振って、

それぞれのケースを決め、名札をつけたこと。

 

大物布物の衣替えって、

「すごい一杯ある」とか「干す場所がない」とか。

 

「壮大な仕事な感じ」があるのですが。

 

「1日に洗濯して干せる量は、これくらい」という枠で

区切っておくと、意外と着手しやすいかもー、と。

 

写真は、3ブロックに分かれていますが、

この他に1ブロックあるので、合計4ブロック(4日)。

 

扇風機の羽を洗うのに1日、割り振ったとしても、

合計5日あれば終わる作業である。

 

そう思うと、来年の「秋冬 → 春夏」の

衣替えは、少し気軽に着手できるかな?

そして、途中で息切れしないかな? などと、

期待している本日です。

今道子さんの個展を見に行く

銀座の画廊で開催されていた

写真家の今道子さんの個展を見てきた。

 

今道子さんは、写真界の芥川賞といわれる

木村伊兵衛写真賞を、1991年に受賞している。

 

個展会場に、今さんの写真集が置いてあって、

そのページを繰っていたら、別世界に墜ちていた。

 

脳を、ガツンと直撃されている感じ。

 

いや、コレ、すごい!

写真を見て、ここまでの衝撃を受けたの始めてだ・・。

 

こう書くと、「感動」とか、そういう類の感情だと思われるかも

しれないけど、わりと、違う。

 

早く逃げなきゃ! といった、

生命の危機に瀕している感じ。

 

慌てて、すぐ近くにあった

コージーコーナーで一息ついた。

 

【安定の庶民感に一息つく】

 

 

あの衝撃は、何だったのだろうか?

 

翌朝は雨の休日で。

息子たちのお弁当作りもなかったので、

目が覚めてから布団の中で、ボンヤリと思い出してみた。

 

ザクリと胸と脳をえぐられるような体感は

翌朝は、爽快感になっていた。

 

この体感からして、アレがファインアートなのは

間違ないんだろうけれど・・。

 

彼女の個展を見に行くとしたら

相当、覚悟しないと被爆っぷりが、甚だしいわ。。

 

【画廊は古い集合住宅を使ったビル】

【癖の強そうなお店が並ぶ】

【建物に妖気が漂っていた気も】

木内みどりさんとディヌ・リパッティのラストコンサート音源

最近、朝、よく聴いているのが、

ディヌ・リパッティの最後のコンサート・ライブの音源。

 

ディヌ・リパッティは、ピアニストです。

このライブの録音年は1950年だから、69年前だ。

 

彼は不治の病(リンパ肉芽腫症)で、33歳の若さで亡くなった。

「このコンサートが最後になる」ということを

リパッティ自身も、ご家族も、その周辺の方々も、

そして聴衆も、つまりは全部の人が知っていた。

 

昨日、木内みどりさんが亡くなって、

その人生の終わり方、娘さんのコメントなどが素敵で。

 

今朝は、「自分が死ぬ時」について、

ツラツラと想いを馳せていた。

 

このディヌ・リパッティの演奏は、

「澄んでいる」としか言いようがなくて。

 

暑苦しい「私は、やり切りました!」みたいな感じは

一切ないのだけれど。

 

彼が、「自分の人生の集約」として

この演奏をしていることは、伝わってくる。

 

何度、聴いても背筋を正す気持ちになる。。。

 

さて。本日も、襟を正して原稿を書き始めましょうか!

半袖男、上着を着る

昨年、一冬、半袖で過ごした男(三男)が

今朝、ダウンジャケットを着ていた。

 

半袖の上に。

 

肌に、ペタペタした繊維が触れるの

嫌じゃないのかな??

 

このところ、寒さが本格的になってきて、

3日ほど前に、私は聞いてみていた。

 

母 : 「そろそろ、長袖着たら?」

三男 : 「ヤダ。半袖は、俺のモットーだから」

 

半袖は、モットー。

 

なんか、すごいパワーワードだな。。

 

母 : 「それって、何か意味があるの?」

三男 : 「鍛えている」

 

半袖着ると、鍛えられるんだ・・・。

知らなかったよ。

 

そんな彼が、今朝、薄手のダウンを持って

階下に降りてきた。(恥ずかしそうに)

 

三男 : 「今日は、コレを着ていくことにした」と、

やけに、とっても、恥ずかし気。

 

ほう、なるほど。

半袖が、モットーな人にとって。

 

寒いと感じているということ自体、

恥ずかしいんだろうねぇ。

 

よくわからんが、きっとそうに違いない。

 

母 : 「つかさ? あんたの学校、学ランなかったっけ?」

三男 : 「学ランは、学校に置いてある」

 

母 : 「は?」

三男 : 「学ランっていうのは、

学校に置いておくものなんだ」

 

これって、ただ、読むと、「この、たわけ者!」って感じだけれど、

先日、三男の学校の保護者会で、他のお母さん数人も、こぼしていた。

 

「うちの子、学ランは学校に置いていて、

変な上着を着ていくの。もう、本当にイヤ!」

 

学ランを学校に置いておく、っていうのは、

もしかして、あの学校の、校風!?

 

さすが、多様な先生がいる〇〇学園!

彼の学校は、高校は私服なので、早く私服になって欲しい。

 

中途半端な着こなしが許される学生服があると、

親としては、モヤる。

言葉でスケッチをする

学生時代は彫刻を専攻し、今は、お絵かき教室を

主宰しているという方とお話しした。

 

「絵を教える。って、どういうことなんだろう?」と、

とても興味が沸いたので、聞いてみると。

 

彫刻の技法(人体の捉え方)などを

取り入れた独自のメソッドを編み出されたようで、

ああ、なるほど。って思った。

 

「あ、コレ、描きたいなと思った時、

自分の思うように描けると、楽しいでしょ?」と、

おっしゃっており。

 

わかる、すっごく!!

 

この毎朝のブログは、デッサンというかスケッチというか

そんなニュアンスのある作業で、思うように書けると心地よい。

 

絵なのか、写真なのか、

音楽のフレーズなのか、言葉なのか。

 

そういった何らかの符号をつかって

「今、この瞬間のナニカ」をカタチにしたいという

欲求は、確かにあるよなーと思ったのでした。

腱鞘炎の風景と嫉妬という感情について

引き続き、腱鞘炎の時の心象風景の

スケッチです。

 

週末、オーケストラを早退して針治療に行くことにした。

 

パートの皆様に、早退理由として

腱鞘炎になったことを告白。

 

ほんっと、私、弾けないので、

パートの皆様に、一生懸命、練習していること、

あんまり言いたくないの・・・。

 

練習しすぎで腱鞘炎になっているのに、

まじで下手。とか・・。

 

かわいそくない? 

 

でも、うちのパートの皆様は、天使かよ! ってくらい

優しい方ばかりなので、気遣ってくれて。

 

みんな、それぞれの、「自分が腱鞘炎になった時の話」

を、してくれた。

 

【結論】

楽器をやっていれば、1回くらいは

腱鞘炎をやっている。

 

学校の先生をやっている先輩は、

「本番近くなると、詰めて練習して、やっちゃうんだよね。

もっと、コツコツとね、最初からやっていればいいんだけど」と

おっしゃっていて。

 

学校の先生をやっている先輩でも、そうなんだ!

と、思ったら、少し安心した。

 

針治療の先生からは、今週からは

楽器を少しだったら弾いていいということで、

昨日は、ラフマニノフの1楽章と、2楽章を弾いてみましたが。

 

2楽章が、ヤバイ!!

 

哀しくなるほどに、手も足も出てなくて、

腱鞘炎にもなっちゃって、本番まであと2週間で。

 

終わったな・・。ちゅうのが、

正直な気持ちなんだけれど。

 

「これを弾ける人、世の中にいるの?」って思ったら、

弾ける人に対して、煮えたぎるような嫉妬を感じた。

 

嫉妬。

 

私、あんまり嫉妬という感情はない方だと思っていたが、

昨日は、煮えたぎるようなドス黒い感情が心の中に渦を巻いていた。

 

嫉妬という感情は、「自分が手に入らない!」って思うから、

生まれる感情なんだと思った。

 

そんなわけで、ラフマニノフ弾けねーよ!

 

もうね、皆さま、読み飽きたとは思うのですが、

2019年秋は、ラフマニノフにとりつかれている私なのでした。

子どもの哲学(哲学対話)のワークショップ

昨日は、明治大学で行われた

子どもの哲学(哲学対話)のワークショップに行ってきた。

 

子どもの哲学とは、

考えを深めること自体を

一番の目的とした対話のこと。

 

2020年からの学習指導要領には、3つの柱があるが、

その中のひとつに、

「どのように社会・世界と関わり,よりよい人生を送るか」

が、ある。

 

上記を考えるのに

アクティブラーニング(対話的な思索)は不可欠で。

 

でも、学びの場で、そういう体験をしたことのない2019年の私は、

「今の学校教育」と、「未来の学校教育」に

どう、「かけ橋」をかけるのか?が、まだ全く見えていない。

 

そのヒントになるワークショップだと感じた。

 

たとえば。 子どもの哲学(哲学対話)では

次のようなことはしない。

 

・結論を出したり、答えを一つにまとめたりはしない

・相手を打ち負かすために、問い詰めたり論破したりしない

・お互いの意見や考えをただ交換しあうだけでは終わらない

・発言を強制したりはしない

 

何度も言うが、子どもの哲学(哲学対話)とは、

 

「考えを深める」ことを自体を

いちばんの目的とした会話

 

これが、なかなか難しくて。

 

全3時間のワークショップのうち、

レクチャーが1時間、ワークショップが2時間で

実際に哲学対話をしてみたのだが。

 

他者の意見に反論したくなったり。

結論を急ぎたくなったり。

 

いろんな自分がいた。

 

哲学対話の目的は、教室内に「知的なセイフティ」を

醸成することによって、子供たちが安心して学び、考えることの

できる学級・学校を構築すること。

 

そういう「場」を作りたいと願うけれど、

なかなか難しいなぁと思った。

 

でも、難しいから面白いんだと思う!!!

「中途半端」と「両立」の相性は良い

昨日は、女性誌で働いていた時代の

仕事仲間とランチをした。

 

一人は脚本家、一人は女性誌のライター、

そして、私の3人。

 

共通しているのは、法律婚をした相手の子供を産み

その子供の父親と、家庭生活を営んでいる、という点。

 

こう書くと、ややこしい感じがするけれど、

ザックリ言えば、一般的な結婚生活をしているってこと。

 

マスコミ業界は、一般的な家庭生活を

営んでいる人の方が、少ないと思う。(当社比)

 

未婚、×がついた独身、子供がいない夫婦、

子供がいるシングル、未婚のシングルマザー

事実婚、ステップファミリー、LGBTカップル、

卒婚・・などなど。

 

「未来の家族のカタチ」を生きている人が

多い業界なんだと感じる。

 

で。

 

我々3人は、良くも悪くも中途半端なんだよね、という

話になって、本当にそうだなと思った。

 

仕事も中途半端、家庭人としても中途半端

だから、両立しているっていうね。。。

 

そんな結論になり、なるほどな~って思った。

 

そのうちの一人が

「子供の中学受験と介護で、ここ数年、まっとうに暮らし過ぎて

だんだん、つまらない人になってきた気がする」と言っていて。

 

言っている意味、なんか、ちょっと、わかる・・。

 

マスコミ業界に入った時に、編集者さんから

言われた言葉を思い出したからだ。

 

この業界、真面目なだけじゃ、

やっていけないから。

 

遊びの部分、すごく大事だから。

あなたは、真面目だから、とりわけ心しておいて。

 

ヒュー、格好いい!

うん、でも、まあ、本当に、そうなんだよね・・。

 

ちゃんとしていることって、ちっとも偉くない。

正しいことって、ちっとも偉くない。

 

そんな業界で仕事をしているということを

思い出した一日でした。

ホテル オークラの新館がスゴかった件

昨日のブログの終わりに、

音楽のある展覧会に行ってみようかな・・・。

って書いたやつに行ってきました。

 

【有言実行のアテクシ】

 

パートリーダーのイズミさんから、

ブラームスやマーラーの直筆譜面があるよと

聞いて、一目見たくて、行ったのです。

 

直筆譜面見たー。

 

 

本当に生きてたんだぁ、って感動した。

トルストイが。

「芸術とは、自分が感じたことを

何等かの符号を使って他者に伝えるものである」

みたいなことを書いていたが。

 

何十年も昔に。

ブラームスやマーラーから発信されたナニカを

楽器を弾くことで、私は確かに受信している。

 

そのヒンヤリとした事実の手触りに感動した。

 

から~の。

 

【オークラ新館のロビー】

 

オークラが建て替わたって聞いてから、

初めて行ったらば。

 

新館も『オークラの雰囲気そのまんま』で

超・嬉しくなった件。

 

そこには、こんな美学があるよーです。

 

【オークラの美の源泉】より抜粋

 

喜七郎が描く国際的なホテルとは、

それまでに見受けられた欧米の模倣を脱し、

機能的にすぐれていることはもちろん

日本の、風土や伝統、

文化を醸すものであった。

 

さらに装飾においては

豪華絢爛さではなく、清楚にして優雅さを

追求する、他に類を見ないものとした

 

【その説明】

 

なるほろー。

 

たとえば。

トイレの壁や椅子の色とか、

「昭和」という言葉が思い浮かぶ感じなんです。

 

だから、絶対に新館になったら、

そういうのはなくなると思ったが、

そのまんま。

 

つまり、アレは、敢えて。

なんだですねー。

 

オークラすごい!!! って、思った。

腱鞘炎、その後

腱鞘炎になって以来、久しぶりに

昨日、ビオラを弾いてみた。

 

練習を始める前、指ならしのスケールを弾いただけで、

やっぱり痛い(号泣)。

 

「今日、弾くのやめようかなぁ」と思ったけれど、

ヘッドフォンをつけて、ラフマニノフの1楽章だけ弾いてみた。

 

弾いた。というよりも、

楽器を構えて、大丈夫そうなところだけ、

ボーイング(右手)の動きを確認した、という感じ。

 

これは、これで、アリな練習だなと思った。

 

いつもより、ずっと、ずっと

曲から、気持ち的に距離がとれたから。

 

いつも、片想いが全く届かない感じで

曲に対して、欠乏感ばかりを感じているのですが。

 

演奏会に出られないかもしれない。

 

そこからのスタートだと、弾ける部分があるだけ

嬉しいというプラスの感情が、やっと生まれた。

 

腱鞘炎が悪化して演奏会に出られなくなるよりも、

演奏会の席に座れて、弾けるところだけ弾く。

 

その方が良くないか?

(パートの皆様には、申し訳ないけれど・・)

 

こう書いても、まだザワザワと

「弾けない、練習しなきゃ!」みたいな気持ちはあるけれど、

でも、練習できないんだから、しょうがないよね・・・。

 

今日は都内に出るから、夜は練習するのを休んでホテルオークラにある

音楽会のある展覧会に行ってみようかな・・・。

勝間さんのメルマガを見て、モヤった・・

時々、このブログでも感想をとりあげていますが、

私は勝間さんのメルマガの読者です。

 

 

過去の勝間さんのメルマガに対しての感想は、こんな感じ。

 

一日の実働時間4.7時間

 

【覚書】他者に甘えず発信する

マイノリティの声を妨げるトーンポリシングとは何か

 

勝間さんに対しては、賛否両論ありますが、

私は、好きです。

 

賛否両論って書いたけど、

彼女のこと「嫌い!」「顔見るだけでイライラする」と言う人

結構、多いよね。とりわけ、男性・・・。

 

誤解されやすい人なんだと思う。

 

で。

 

今朝のメルマガのタイトルが、コレ。

 

増原裕子さんとのパートナーシップを解消しました。

本当に悲しいです。(全文は文末に貼り付けます)

 

ご存知の方も多いと思いますが、

勝間さんが同性の恋人との交際宣言をしたのは、昨年のこと。

 

すごいなー、よっぽど相手が素敵な人なんだなーと、思った。

 

それなのに、別れた原因が、相手の人よりの申し出で

その相手が「他に好きな人ができた」って、何なんだよー!

 

性格の不一致で、溝が深まったとかならともかく

「他に好きな人ができた」って!!!!!

 

パートナーシップという約束を

なめとんのか!

 

勝間さんの恋人の、増原さん、大丈夫?

 

増原さんって、勝間さんの前の恋人(元タカラジェンヌと、

ディズニーランドで同性同士で初めて結婚式をあげ

パートナーシップ証明書の第1号になり

結構なメディア露出をしていた。

 

そこまで大々的にアピールしていた相手と

別れて勝間さん? とか思ったけど。

 

今度も、また、ですか?

 

これ、異性愛の女性に置き換えて考えてみたら、

結構、ヤバくないか?

 

家族制度についての制度を変えたい! と、

選挙に出た女性がいると想像して下さい。

 

数年前、その人の結婚式は、

大々的に報道されました。(新しい夫婦。的な感じで)、

 

けれども、その相手とは添い遂げず、

別の人と交際を開始。

 

新しい交際相手はテレビにも出るような人だったので、

その相手は、交際宣言をメディアで行いました。

 

その交際宣言から1年もたたないうちに、

「他に好きな人ができた」といって別れた・・・。

 

なくない? 

 

同性のパートナーシップうんねんという以前に、

人として、どうかと思うんだけど!!!!

 

などと、私が憤慨しているのは。

 

今日、只今、これから、LGBTQに関しての

教育関係者のワークショップ記事を書くから。

 

教室の中にいるLGBTQの子供たちは、

とても苦しい状況に置かれている子も多く、

そういった子が安心して過ごせるための教室づくりをしよう!

 

そんな志を持った人たちが集まって

先日、かなり大規模なワークショップがあったのです。

(アップされたら、告知します)

 

LGBTQの教育現場での情報整備は、これからだよなぁ!

と思っているところに、コレかよ!!!!

 

増原さん、政治家として出馬するくらいに

社会に対しての意識が高いんなら、

自分の立場を、自覚して欲しかった。

 

勝間さんのカップルは、

日本で最も有名な同性カップルの一組だったと思うのです。

 

きっと、世の中の人は、

「同性愛の人は、結婚制度の外にいる分、気楽ね」

くらいのことは思うと感じるんだよね。

 

山口百恵が、「女房と呼ばれたい」とかナンとか言って

仕事を辞めて家庭に入った時に、フェミニズムの活動家の方々が

「これで、活動が10年前に戻ってしまった」と憤慨したらしーが、

なんか、それを思い出した。

 

せめて、きちんと勝間さんと別れてから、

「他に好きな人ができた」と言って欲しかったです!!!!

 

++++

 

●勝間さんのメルマガ

 

12日 火曜日 悲しいお知らせです。 (以下の文章は、月曜日に公開したブログとほぼ同文になります。すでにブログを御覧になっている方には、重ねてのお知らせで恐縮です) 11月6日の夜、ひろこさんから好きな人が他にできたので、その人と付き合いたいので、私とのパートナーシップを解消したいという申し出を受け、悩みましたが、修復は不可能と考え、その申し出を受諾することにしました。 本当に悲しいです。まだ、ひろこさんが家を出て数日ですが、別れを思うと、いつでも涙が出てきて止まりません。 ひろこさんが、選挙に出馬を決意した昨年の秋以降から、場所や時間的なすれ違いが大きくなってきました。それでも、私は一生を共にすると約束した相手なので、できるかぎりのサポートと考え、京都へ滞在や選挙活動の支援などを行ってきました。 しかし、東京に戻ってからも、私とすれ違った気持ちは戻ることはありませんでした。そして、言葉と態度の両方に違和感を覚えていた数カ月後、上記のような申し出がありました。 一生を共にすると言ってもらい、信じた相手でしたので、すれ違いはひろこさんの選挙疲れであり、時間がたてば関係性は良好な状態に戻ると期待をしていましたが、私だけがそう思ってもそれは実現しませんでした。 ひろこさんとのお付き合いをきっかけとして、私がLGBTであるというカミングアウトも行い、人生の重荷の一つが取れたことにはとても感謝しています。 私はひろこさんと新しい方の幸せを願うほどはまだ気持ちが整理しきれていないので、ここでそうは書けません。それでも、私もひろこさんにもらった勇気を胸に、先に進みたいと思います。 この内容を書いているだけでも、涙が止まらなくなってきてしまっています。ほんとうに悲しいです。 これまでのひろこさんとのパートナーシップに対し、みなさまの理解と応援には感謝しかありません。不安いっぱいでカミングアウトしたときに、どれだけみなさまの声に助けられたことでしょう。そして、関係性を継続出来なかったことに自分の未熟さを感じています。 残念なお知らせでしたが、次の恋愛もパートナーシップもあきらめていませんので、またみなさまに楽しい姿を見せられる日がきっとあると思っています。 パンセクシャルな私ですから、チャンスに溢れているはずです。 読んでくださって、ありがとうございました。また、良い知らせができる日まで、どうか、よろしくおねがいします。 -

中学生男子が、担任へお土産を買う

昨日、三男は葛西臨海公園に

友達と遊びに行ったそうだ。

 

一緒に行った友達は、3人とも同じクラスで

「3人でお金を出し合って、担任にお土産を買った」と

言っていた。

 

「〇〇(先生の下の名前呼び捨て)に修学旅行で

ガチおごってもらったから、悪いかなと思って」と。

 

中学生の男子三人が休日に遊びに行った先で

担任にお土産を買ったって!!

 

どんだけ生徒の心を掴んでいるんだ、その先生。

 

たまたま、一昨日は、三男の学校のPTAの集まりだった。

 

全体でお話しを聞いた後、各クラスに分かれて話を聞く時に、

担任の先生は、英語の先生を呼んでいた。

 

担任の先生は音楽の先生なので、週に1回しか授業がなく、

しかも台風や行事で潰れることも多いので、

2学期、3~4回しか授業をしていないそう。

 

だから、週に4回ほど授業がある英語の先生を

呼んでくれたそうだ。

 

英語の先生は、開口一番

「担任の教員は、〇〇学園(三男の学校名)の

教師としてご父兄が求める感じではないかもしれないけど、

誰よりも生徒たちを愛してます」と言っていた。

 

〇〇学園は、まーまーの進学校。

 

だから、何となく英語の先生が言っていることはわかる。

 

担任の先生は、音楽の先生である以前に

ピアニスト(つまりアーティスト)。

 

懇談会の日に、アディダスをモジって、アジダスと書いてある

Tシャツを着てきちゃうような感じだし。

 

教室の時計はリビングにあるようなポップな色使いで、

加えて、壁には大きな絵画が何枚も飾ってあり、

およそ、「教室」という雰囲気はない。

 

体育会系のお父さんなどは、「あれ?」と感じる部分が

あるだろうなーって思う。

 

英語の先生は、

誰がどう見ても「ちゃんとした先生」

 

その先生が、息子の担任の先生をそう評価してくれているというのが、

その学校のスゴさだと思った。

 

いやいや。こう書くと、〇〇学園は、

自由でリベラルな感じの先生ばかりかと思われるかもしれないが。

 

ガッチガチの正論派で、

面倒な感じの担任も、同じ学年団の中にいる。

 

ガッチガチの正論を、

一方的に説教されたと憤慨しているママ友もいた。

 

そんな訳で、ツラツラとまとまりのない文章ですが。

 

〇〇学園の一番素敵なところは、

いろんな先生が混在している多様性なんだろうな~! 

VIVA! チョロ男くん。と 腱鞘炎

毎朝、心に浮かぶよしなしことを

1案件に絞って書いておりますが。

 

今日は、2案件書きたいことがあるので、書いてみる。

 

その1 チョロ男くん

 

チョロ男くん。というのは、三男の愛称。

昨日の焼き畑くん。は、蔑称の可能性を孕んでいたが、

チョロ男くん。は、愛称だと思う、多分。

 

【チョロ男くん。の過去記事】

昨晩、食器洗い用の洗剤が切れていたので、

3兄弟と私でやっているラインに、

「誰か食器用の洗剤買ってきて!」と投げておいたらば。

 

長男、次男は、完全スルーで帰宅。

話題にもならず、私も実は忘れていた。

 

それなのに!

午後10時頃に自宅の電話が鳴り、何事かと思って出てみると、

チョロ男くんからの、

「洗剤、誰か買った?」という確認の電話だったのだ!

 

え? ちょっとすごくない?

私の投げかけに対応するだけでなく、

他の人が買ってないか、確認するって!

 

しかも午後10時、塾から疲れて帰ってきている時に、

そんな心配りをしてくれるって。。。。

 

母は、嬉しかったよ!!

 

が、しかし。

チョロ男くん。の、こういう優しさ、細やかさに

私は甘えてしまうところがあるので。

ここに書いて自戒しようと思う。

 

電話に出た長男に、

「もう、本当に、〇〇(三男)、優しい。

老後は、〇〇と暮らしたい!」と言っておいた。

 

 

その2 腱鞘炎

 

楽器の練習をしすぎて、左手が腱鞘炎になった。

バカですね。。。

 

今、シップしてます。

落ち込んだ、かなり。

 

今日の練習は、できないなぁ。。。

譜読みだけでもしようか。

 

幻想の時も、似たような感じになって

演奏会の直前、全く練習できなくて。

 

めちゃくちゃ、しょんぼり。したんだったなぁ。。

 

はぁ。

ビオラへの片想いが、辛すぎる件。。

 

でも、今、過去のブログを読み返してみたら

幻想の時も、本番の1~2週間前が辛かった。って書いてあったから、

今は、辛い時期なんだ、きっと。(と、自分を慰める)

焼き畑くん。

焼き畑くん。というのは、長男の愛称です。

愛称っていうか、蔑称かもなんだけど。。。

 

彼は、散らかしては、キレイな場所に移動。

という習性がある。

 

他の子供たちは、散らかした場所で、

そのまま生息しているから、焼き畑くん。ではない。

 

長男だけが、散らかした場所は、そのまんまにして

次なる場所に移動する。

 

その様子が、焼き畑農業みたいだな~と思って、

焼き畑くん。(固有名詞)、

焼き畑をする。(動詞)という言葉の使い方をしている。(私が)

 

今朝も、私が仕事机に「出勤」したら、

彼が座っていた、あるよ。

 

母 : 「へ? 何で、そこにいるの?」

長男 : 「焼き畑しています。すいません」

 

自分で使うなー!!!!

 

母 : 「ないわ~。私、仕事したいんだけど」

長男 : 「30分だけ使わせて頂けないでしょうか?(敬語)」

 

彼は試験期間中らしく、切羽詰まったご様子。

 

母 : 「え? え? そうなの? じゃあ、一言!」

長男 : 「とてもキレイに片付いていて、使いやすいです」

 

いや、そういうんじゃなくて。

今後、焼き畑をしないことへの声明が欲しい!

 

何だかんだと、母が許しているから

彼は、焼き畑ライフ続行中なんだろうな~。

コミュニティ Cafe マリーナ ビレッジ に行ってきた

【吹き抜けの解放感が心地よい店内】

 

コミュニティ Cafe 

という言葉は、ご存知ですか?

 

 

2000年代後半あたりから始まった動きで、

ざっくり言えば、地域の核。のような位置づけの「場」。

 

当初は、公民館やコミュニティセンターみたいなところで

有志が、「場」を作った・・みたいな感じだったんじゃないかなぁ???

 

最近は、個人が自宅の一角を解放して

開催したりもしている。

(「認知症カフェ」とか「不登校カフェ」とか)

 

昨日は、埼玉県の狭山市にある、個人の経営するお店、

コミュニティ Cafe マリーナ ビレッジ 

に、行ってきた。

 

マリーナ ビレッジとは、イギリスに実際にある場所の名前で、

店主さんは、かつて、そこにカヌーを作る技術を学ぶために

住んでいたそう。

 

 

私の印象として。

コミュニティ cafeは、ボランティア色が強い、

そんな「場」のイメージだったのだけれど。

 

マリーナ ビレッジは、飲食店が先にあって、

そこがコミュニティ カフェ。としての機能も果たしていた。

 

店主さん自らが作った、バーコーナーもある。

 

【バーコーナーの説明をする店主さん】

【本格的で居心地が良いエリア】

 

お酒があるから良い。という訳ではないのだけれど、

ボランティアの素人っぽさとは一線を画す、

プロしか醸し出せない、大人な雰囲気。があった。

 

フードメニューは、正真正銘のプロの味。

 

 

【サックサクの衣。この衣は、プロの技!】

 

私的には、銀のプレートのチョイスが、

めちゃツボ! でした。

 

私、こういう質実剛健な店、好きなんです。

 

昨日は、放課後の学習支援教室 ジョイスタディー 

代表の 大澤和子先生の取材だったので、

ランチ時刻が終わった、昼下がりにお邪魔した。

 

その時間帯、マリーナ ビレッジでは、

碁を打つ老人たちの横で、近所の高校に通う学生さんが、

部活の運動着のまま、お茶をしていた。

 

世代も興味も関心も、全く異なる人が同じ場にいる、

何とも不思議な、融合空間だった。

 

ちなみに、勉強をする学生さんのために、

倉庫だった2階を改装した勉強スペースまであった。

 

【手元用の灯りが嬉しい勉強スペース】

 

しつこいようだが、繰り返すようだが。

マリーナ ビレッジは、飲食店です。

 

【トイレの手洗い場は、こんな感じ】

【イギリスの車窓をイメージした窓】

 

飲食店としての、遊び心は、ふんだんにあるのに、

コミュニティカフェ。なのが、スゴイ!

 

 

【お店の外観】

【憧れのツリーハウスまである!】

【玄関】

 

写真ではわかりづらいが、

マリーナ ビレッジという英語の名前が覚えづらい

お年寄りのために、「渚亭」という和名まである。

 

お年寄りのために、『和名』がある、っていう点に、

このお店の営業の姿勢が集約されている気がした。