月別アーカイブ: 2017年1月

「A.K.Labo × 紅茶」のワークショップに行ってきた

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【SATO'S TEA  佐藤啓史(さとうひろし)さん】

 

月に1回だけハモニカ朝市に現れる、

SAto'S TEAの佐藤さんが開催する

ワークショップに行ってきた。

 

今回のテーマは、『きき茶 ミルクティ―編』

 

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【様々なフルーツが用意されている】

 

私、38歳くらいまで珈琲が飲めなかった。

夫の転勤で「珈琲の街、札幌」に4年間住んでいるうちに

珈琲の美味しさに目覚めた。

 

札幌時代の最初の頃は、

夫の行きつけの珈琲店で夫の珈琲チケットを使って

リンゴジュースを飲んでいた。

 

どうなの?

その節はお世話になりました、後藤さん!

 

後藤さん、そういえば取材させてもらったことあったな、と

検索してみる。あった!!! 

 

「自分の名前と責任で全てやりとりしたい」 後藤栄二郎さん

 

取材をさせてもらった頃(10年以上前かも‼?)は

独立したばかりだったけれど、現在は、札幌市内に3店舗を展開し、

内1店舗はデパートにある店舗よ。すごくない??

 

丸美珈琲HPは、コチラ。

 

ちなみに。

夫が出張で札幌に行った時は、

今でも必ず丸美珈琲さんの珈琲豆を買ってきてくれる。

 

何の話だっけ???

 

そうそう、紅茶だ。

私がワークショップで学んだことは、二つ。

 

・お茶は濃く出す

・蒸らしている間にお湯を冷まさない

 

にゃるほど。(本当に学習しているのか? 疑惑)

 

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【ランチにバケットが出た】

 

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【スイーツもついていた】

 

これでワークショップ参加費は、2000円(だったと思う)。

超・お得。

募集告知が出たら、すぐに席がなくなっちゃうらしい。

 

「らしい」という伝聞系なのは、今回の企画もパタちゃんだから

 

 

当日の朝、パタちゃんとの電話。

 

私が自宅の電話に出ると。。

 

パタ:「良かった! いた。覚えていた?」

私:「当たり前じゃん」

 

パタ:「携帯に電話したら、出なくて。絶対に、忘れていると思った」

私:「そういう確信を持てる相手を、よく誘うよね~」

 

パタ:「本当だね。じゃー、迎えに行く」

私:「A.K.Laboの場所くらい、さすがに知っている。一人で行けるよ」

 

パタ:「いーよ。迎えに行く。迎えにきて欲しいでしょ!」

私:「まー、言われてみれば、そんな気もする」

 

そんな会話の後、A.K.Laboとは逆方向の我が家にパタちゃんは

お迎えにきてくれた。

 

私の人生の夢は

1)オーロラを見に行く

2)大型犬を飼う

3)ガスオーブンのある台所生活をする

なのだが。

 

3)は叶っている。

そいでもって、2)の大型犬は、

ちゃま。(飼い猫)を迎えてしまったし、

家族全員猫派だし。

 

もう、いっそ、「パタちゃんで良い」

ような気がしている今日この頃。

 

「寄ってくる、丸くて、大きなもの」的な????

 

いやいや、私がパタちゃんを頼りにしているんですけどね・・・。

いつもありがとう!!!!!

 

 

A.K.Labo  は、吉祥寺で私が最も愛しているカフェだ。

 

ネット媒体さんで何度か記事も書いた。

ちょっと、探してみよう。あった! 

 

吉祥寺の五日市街道の商店街にある美味しい地元の"愛され店"めぐり

 

でも、文中で紹介しているモーニングは、もう終わってますけどねー!

(ケンカ売っているのか?)

自らを愛したいなら、他者の力を借りてみよう

平野 啓一郎のTEDのインタビューが良かったのでメモ。

 

教育の原稿を書いていて、とても、よく見かける言葉。

それは、自己肯定感。

 

自己を肯定すること、愛すること。

これは、今の日本人がとっても苦手とするものなんだと思う。

 

「俺、これでオッケー!」と、

我が子が思えるような、そんな子育てをしたい。

 

そのヒントが、下記にあるような気がした。

 

 

 

愛とは、他者のおかげで自分を愛せるようになること

「愛とは誰かのことを好きになることだ」。この定義自体はもちろん間違っていませんが、今僕が付け加えたいのは、愛とはむしろ「他者のおかげで自分を愛することができるようになることだ」と、そういうふうに考えてみたいと思います。あの人の前でなら自分は思いっきりリラックスして、素直になれて、いろんなことをさらけ出せる。他の人の前では決してできない。(中略)

自分の存在がそんなふうに他者の存在を肯定させているんだということには、なにか感動的な喜びがあります。人間はそんなふうに、好きな自分っていうのを一つ見つけるごとに、生きていくための足場というのができていくんでしょう。僕たちはたくさんの人に囲まれて生きていると、その中の何十パーセントのたくさんの人に自分を愛されないと、なんだか生きていけないような気持ちになります。教室の中、会社の中。しかし、好きな自分の数を数えていけば、そんなに何十個もいらないのかもしれません。2つや3つ、あの自分は結構好きだなという自分が自分の中にあれば、そこを足場にして生きていける。(中略)

自分を愛するというのは、なにも鏡を見て「ああ、俺が大好きだ」ということではなくて、誰かのおかげで自分を愛する、他者を経由して自分のことを好きになれるということなのではないでしょうか。おそらくそこが、自分を愛するという入り口なんだと思います。そしてだからこそ、やっぱり我々は他者を愛するのです。かけがえのない存在として。

薬箱の整理(2016年3月)

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【薬箱の整理をした】

 

まずは、棚から全部を取りだしまして。

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【相当、ぐちゃぐちゃ】

 

 

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【ほとんどが古い薬なので捨てる】

 

 

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【ゴミの仕分けが一番、面倒かも】

 

おさらい

 

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【ビフォー】

 

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【アフター】

 

前回、薬箱を整理したのは、2015年3月だから、2年ぶりくらいか。

 

そりゃ、それくらい経てば、ぐちゃぐちゃになるのは、仕方ないか。

やましたさんのブログに励まされて、そう思える。

散らかるのは、当たり前(やましたひでこさんメルマガより抜粋)

私は、断捨離で有名な

やましたひでこさんのメルマガが好き。

 

今日のタイトルは、生きていれば散らかる。

こんな人々と暮らしているので、励まされました。

 

こちらにシェアさせて頂きまっす!

 

 

私たちは、「散らかり」
という言葉を使うけれど、そして、
目の前のいつも散らかった状態を
見ては、「もう、うんざり」
という気持ちになっているけれど。

実際、散らかることなど
生活していれば当たり前。
生きていれば散らかることは
自然なこと。

それを、散らかしてはいけない。
散らかりはいけないと思って
しまうことに問題があるのです。

つまり、散らかりを絶対悪に
貶めて<おとしめて>いるから
苦しいのであって、
私たちの生活の営みは、

散らかっては、片づく。
片づいては、散らかる。

散らかしては、片づける。
片づけては、散らかす。

その繰り返し。

もしも、散らかることがないならば、
そこは死んだ空間。

もしも、絶対に散らかしては
ならないのであれば、
そこに暮らしている人は窮屈、
決して生き生きとしていられません。

つまり、
「散らかすな!」と言うことは、
「息をするな!」と言っているのと
同じなのですね。

だから、
散らかりに目くじらを立てるよりは
(それも、特に子供に対しては)、
いかにして、散らかりという
「混乱の程度」を小さくし、
片づけという「回復の行為」を
容易にするかに焦点を合わせる
ことが大切。

そう、もちろん、ずっと
「散らかりっぱなし」という状態でも、
私たちの呼吸は損なわれてしまいますから。

双子Aが清々しいほど何も考えていない件

朝、リビングに置いていあるCDプレーヤーを見て

「これ、二つ買ったの?」と、双子A。

 

いやいや、違う。

「小型だから、部屋を移動する時に移動しているんだよ」と、私。

寝室とリビングと、両方で見かけたから、そう思ったんだね・・。

 

う~む。このエピソードだと、上手に伝わらないなぁ。

 

上記の会話をしながら、

 

「この人って、清々しいほど何も考えていないなぁ」

って思ったんだけれど

まぁ、書きだしてみると、普通の会話だよね・・・。

 

双子Aを見ていると、

なぜか、ガラスにぶつかるハエを思い出す。

 

そんなくらい、何も考えていない空気感があって、笑える。

 

 

「もぉ、双子A,かーわーいーーー!!!」と、

ママ友の間では、絶賛!!愛でられている彼。

 

 

それに感謝しつつも

「いや、それ、他人の子だから、そう言えるんだよね??

自分の子だと思ってみ?? 双子Aの育児最前線に立ってみ??」と、

都度、お応えしておりましたが。

 

何つか、もう少しだけ客観視したら良いのでは?

と、思った次第でございます。

 

清少納言を見習ってね。 は??

 

 

 

写真が何故かアップできなくなっております。

しばらくテキストブログかもーー。

でも、テキストブログの方が書く気になるかもーー。

 

 

 

 

 

 

テレビに出たことを語ってみますか

昨日に引き続き、「語ってみるか」シリーズ!

 

週に1回くらい、ネット媒体様に寄稿した原稿にリンクかける記事を

書いているのだが。

 

今、マネーの達人さんに寄稿した記事を検索しようとしたら、

「メディア掲載」というページがヒットして、自分の顔が出てきて驚きました。

 

私、ネット上で顔出ししない方針なので、

自分のサイトですら(自分のサイトだから?)

顔出しするの初めてかも!

 

自分自身がテレビ見ないせいだと思うのだが、

「テレビに出る」っていうことが、今ひとつピンと来ないままの放送。

 

が、しかし。

さすが、テレビ朝日、スーパーJチャンネル!

 

結構、「見たよー!!!!」っていう、ラインやメールを頂きました。

あざーっす。(超・今さら)

 

子どもと私は、苗字が違うのに(事実婚なので。嘘。仕事名は旧姓なのだ)

なぜか子どもも、学校で友達に言われたらしい。

 

高校生の長男に至っては、ラインで私の顔が出回っていたらしい。

 

高校生の息子にとって、

母親の顔がラインで出回るって、ホラーだな。

ぼっちゃんの「お道具箱」問題

 

本日より3学期が始まりました。

つまり、冬休みが終わったということですね。

 

これから私は遠方に会食取材(取材しながら会食)という

なかなかのハード業務なのですが、

その前に、魂の叫びを、ここに書き記しておきたい。

 

2学期の終業式の日、双子Aはウィルス性腸炎により欠席。

担任の先生よりお電話を頂いた。

 

先生 : 「ダイジョブですか(うんねんかんねん・・と心配頂く)

それで、双子Aくんの荷物が学校に結構、残っているんですが」

 

母 : 「じゃあ、私がとりに伺いますね」

 

それを聞いていた双子A。

A「俺も、行く!!」

 

母「何言っているの? アンタ、40度の熱が出ているんだから、ダメでしょ」

A「でも、アレを見られたら、俺はおしまいないんだ」

 

母「アレって、何?」

A「道具箱」

母「大丈夫。アンタを育てていて、たいがいのことでは驚かないから」

 

けれども、道具箱については、わりと、我が家の鬼門です。

9月下旬に次男のお道具箱が自宅にあった件

見なかったことにしておきたい件3つ

 

から~の。

 

学校に到着

先生に上記エピソードを御披露した後、一緒にお道具箱を御開帳。

 

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【道具箱の中が空っぽだった件】

 

母 「よくこれで生活できていますよね~(感嘆)」

先生 「それが・・・(言いにくそうに)

2学期の終わり頃、片付けを少し頑張っていたことがあって、

『これだったら、きっと、片付けのところの成績あがるよね』

って、私に何度も言いにきてくれて」

 

母 「アピールしてたんですかっ!!!!!」

 

先生 「ええ、とっても。でも、彼なりには頑張っていたと思うんですけれど

一般的にみると、やはり・・・」

 

母「いや、そんなん、一般的に見てどうかを、

ちゃんと突き付けてやって下さい」

 

先生「ええ、ですから、あの、その」

 

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【むしろ成績が下がっている件】

 

先生「もうちょっとね、細かい評価があったら、

成績をあげてあげることもできたんですが・・・」

 

母「先生、ちゃんと悪い成績つけて下さい。

むしろお願いです」

 

てな訳で自宅に戻ってきました。

 

ちなみに、双子Bのお道具箱はこちら。

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【お道具箱外観】

 

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【鼻水かんだカピカピのティッシュなどが入っている件】

 

もうね、こんなもん2名を学校に送りだしているかと思うとね、

先生方に感謝しかありません!!!!!!(号泣)

書家 西村裕紀也さんの書を見に行く

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【東京都美術館で行われた日書展】

 

書家の西村裕紀也さんの作品を、

東京都美術館まで見に行ってきた。

書の祭典 第71回 日書展(日本書道美術院展)に出品されていた。

 

御本人とのメールのやりとりでは、

「ゆきやさん」と表記させて頂いているので、以下、そう書く。

 

ゆきやさんのフェイスブックは、コチラ

 

ゆきやさんと知り合ったのは、昨年の夏。

その時、一緒にいた友達は、先のフェイスブックをみて、

「とっても、素敵!!!!」と、キャー・キャー、騒いでいた。

 

「そんなに良いと思うのなら、教えて頂いたら?」とノリで背中を押したら、

本当に弟子になっていて、軽くビビった。

「な、なんか、盛り上がってるね???」と。

 

秋。

ゆきやさんの御弟子さん達の作品展の中で

初めてご本人の作品を拝見させて頂き、私もノックアウトされた。

 

ゆきやさんの作品を一言で表現するなら、優美。

 

優しくて、美しい。

ミケランジェロのデッサンを見た時のような感動を覚えた。

沈みゆく夕陽に感じるような、そんな種類の優しさを感じた。

 

そして迎えた新春展示。

 

今回は、枕草子を題材にした、多文字作品に挑戦されたという。

 

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【大作が並ぶ展覧会場】

 

お弟子さんになった友達を通して、事前に、ワードで打った作品の内容を頂いていた。

でも、ネットで現代語訳を調べてみても、よくわからない。

 

お正月を題材にした「段」なのは判るけれど、

世界観が、全くもってピンとこない。

それは、まるで初めてインデックス投資の話を聞いた時のようだった。

 

だから、お正月は枕草子にトライしてみた訳だ。

 

勉強のかいがあり?(多少、枕草子の『言葉遣い』に慣れたのだと思う)

ゆきやさんの作品から、新春を迎えた、宮中の澄んだ空気を感じた。

 

私が好きなのは、とりわけ、ここの部分

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【八日】

 

八日 人の

よろこび し

て はしらする

車の音 ことに

聞こえて

をかし

 

1月7日に昇進お祝い行事があって

そのお礼をする車がいきかう様子を書いている(らしい)。

 

 

ゆきやさんと、一度、書についてお話をさせて頂いたことがある。

曰く、「書を書く時は、響きを確認する」とのこと。

 

そのお話を聞いて、

「書を書く」と「文章を書く」という行為は、

「その場にあるエネルギーをカタチにしてみたい」という意味で

欲望の在り方としては似ているのかもしれない、と思った。

 

 

今回は、オスカー会の新年会も兼ねていて、

ランチは東天紅の窓際の席で、眺望を楽しんだ。

 

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【東天紅の窓からは、スカイツリーが見える】

 

ちなみに東天紅に行くなら、予約は必須だ。

お店に到着したのは12時頃だったけれど、既に満席だった。

(我々は予約していたので、窓際の特等席に座れたのだ!!!)

自慢してみた

 

仕事始めの1月4日は、こんなふうに佳き時間だった。

清少納言は、ジェーン・スーだった(2017年正月日記)

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【長い休みは、古典に親しむ】

 

盆と正月。

主婦が、のんびりできる長期休みには、

古典に親しむことにしている。

 

夏休みは、「近代文学を体系として理解すること」を試みたが、

お正月休みは、枕草子にトライしてみた。

 

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【枕草子 REMIX 酒井順子】

 

この本、すごくわかりやすかった。

枕草子の世界観を掴む「とっかかり」としては、良いんでないかい?

 

私、クラッシック音楽に対しては、

ソコソコ真面目に取り組んで参りました。

 

それゆえ。

「朝のクラッシック」とか「名曲フレーズ」といったREMIXのCDを聴いて、

「クラッシックを聴いている」と思っている人に対して

「聴いたとか思っている??」と、軽い怒りすら感じていた(告白)。

そんな私ですが、枕草子はREMIXで精一杯でした。

 

 

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【桃尻語訳 枕草子 上・中・下 橋本治】

 

酒井順子のREMIXで、「おっ!!!」と引っかかった部分は、

橋本治の桃尻語訳で、内容をチェックした。

 

に、してもですね。

桃尻語訳は、言葉が飛び跳ねすぎ。

 

読んでいて、疲れました。ちうか。

 

「『桃尻語訳 枕草子』の初版が出た1987年頃は、

こういう文章がオシャレだったんだろうなぁ」と、思った。

 

「パーソンズやセーラーズの服が、

流行っていた頃ありましたよね??」的な気持ちだな。

 

そういえば。

「橋本治や、中野翠に、キュン・キュン! していた頃があったなぁ」と、思い出した。

 

10代~20代、村上春樹や吉本ばなな、池澤夏樹では飽き足らず、

中沢新一とか、浅田彰 あたりの本まで手を伸ばしていたが、

「池澤夏樹 以上 中沢新一未満」に、

橋本治や中野翠がいた感じ。

 

奇しくも最近、こんな本を買っていた。

 

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【この世には2種類の人間がいる 中野翠】

 

上記の本の中に、こんな一節がある。

 

+++

それは

うたう人と

ひねる人だ

 

短歌は「うたう」と言い、俳句は「ひねる」と言う。

両方とも「つくる」という言葉で間に合わせても構わないのだけれど、

昔からわざわざ「うたう」「ひねる」と使い分けている。(中略)

 

日本人が、ふと「何か文芸的なことをやってみたいなぁ」と思った時、

一番身近に感じられるのは俳句か短歌だろう。

 

そして、ある人は短歌に向かい、ある人は、俳句に向かう。

その分かれ目って何なんだろう。そこには何か意味があるんだろうかないんだろうか。

 

私の場合は、はっきりと俳句だ。理由は簡単で、俳句のほうが短いから。

もしかすると理由はもうひとつ。自分でも時どき理解に苦しむ

へんてこな羞恥心のせいもあるかもしれない。

+++

 

中野翠の言い回しを使えば、

紫式部は短歌の人で、清少納言は俳句の人、

のような気がした。

 

 

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【貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 ジェーン・スー】

 

そして、掲題のジェーン・スー。

 

おそらく「主婦er」読者の方々は、ジェーン・スーをご存じないだろう。

なぜなら、ジェーン・スーは、自称・「未婚のプロ」。

主婦とは、メンタリティー的に、かーなーりー、対極にいる存在だから。

 

ジェーン・スーの代表作、

私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』で、

彼女を「発見」した時、「久しぶりに面白い人が出てきたなぁ」と本を購入し、

ママ友に、「回し読み閲覧」をしてもらったのだが、

概ね、不評だった。いや概ねではなく、全員から不評。

 

曰く

「何が言いたいのか、わかんない」

「よかった結婚できて。痛すぎでしょ、この人」

「こういう人とは、友達になりたくない」

「会ったことないタイプ。こういう人が、結婚しないんだね(他人事)」

 

そーですか、そうですね……。わかります。

でも、私は、こういうの「も」好きなんだよ!!!!

 

私の「現在置かれている状況下」におかれましては(※)

面と向かって(誰に??)、ジェーン・スーが、好きだ、とは言いづらいが、

生活の中に、ジェーン・スー要素がなくなったら、相当、苦しい。

 

※ 見渡せる範囲、全て主婦。その主婦たちは、ケンカしつつも夫婦仲が良く『幸せ家族』が多い傾向

 

 

で、枕草子に話を戻して。

酒井順子は、「枕草子 REMIX」の「あとがきにかえて」の中で、こう書く。

 

+++

彼女は、「自覚の人」なのだと思います。(中略)

自分が時には意地悪で、時には自慢しいであることも。

そして自分が若くなく、美人でなく、またそう高貴な生まれでもないことも。

彼女は全てを自覚しており、その自覚から枕草子は生まれました。

 

彼女は、だからこそ自覚の無い人を憎みます。自分の立場を心得ずに似合わないことを

する人や、自分を大きく見せようとする人を、許すことができないのです。(中略)

 

骨の髄まで客観視、という彼女の姿勢に、しかし私は惚れ惚れします。(中略)

「そういうのってほとんど・・・業ですよね、業」

と、言いたくなる。

+++

 

中野翠、酒井順子、ジェーン・スーは

「みんながボンヤリ感じていることを、的確な言葉で表現する」

という意味で、同じ種類の人達だ。

そして、清少納言も、同じ系譜の人間なんだと思った。

 

つまりは、とびっきりの(←ここ重要。中途半端なら、掃いて捨てるほどいる)

コラムニスト。(古くは随筆家と言う)

 

とびっきりのコラムニストの文章を読むのは心地良いけれど、

「コラムニストになりたいか?」と問われれば、答えはNO! だ。

 

いやいや、そもそも、なれないけれどね???

 

ちなみに、中野翠、酒井順子、ジェーン・スーは全員、未婚。×すらない生粋の未婚。

とびっきりのコラムニストと女の幸せは100万光年の距離がある。

 

こんなことを書いたら、

コラムニストの方々からは、

「じゃあ、教えて欲しいんだけど、女の幸せって何なの?」と詰問されるか、

「私は、女の幸せとか平気で口に出せる

『もの欲しそうな女』の鈍感さにイラつくの」くらいのパンチをカマされるか

ガン無視されるか(←これが一番、ありえる)だけどね。

 

 

えーとね、何で、そんなん知っているかっていうとね??

女性誌業界は、そんなお姉さんばっかしがいた(多分、現在も『いる』)んですよ。

って、女性誌業界を語ると、話が異常に長くなるのでここらで止めておく。

 

 

そうそう。

一番大事なことを、書き忘れそうだった。

 

とびっきりのコラムニストを、コラムニストたらしめるものとして

「羞恥心」と「客観的に見る視点」以前に、

鋭敏な言語感覚が必要だ。

 

2017年の正月現在の私が、

「す、すごい!!」と、思わず息を飲んだのは

枕草子 第242段。

 

ただ過ぎに過ぐるもの。

帆かけたる船。

人の齢(よはひ)。

春・夏・秋・冬

 

この流れで、「春・夏・秋・冬」と、言い切ってしまうところに

スッコーンと爽快感を感じて、胸が高鳴った。

素晴らしい言語感覚だと思う。

【ねこ日記】近頃のちゃま。さん

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【何よ?】

 

 

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【いいの、ブスで】

 

 

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【バランス悪くても大丈夫!】

 

 

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【まどろむ】

 

最後の写真は、ただのネコ日記(※)っぽくキレがありませんが。

※ いつもそうでしょ、という声は却下。どうせ、いつもですよ!←逆切れ

新年あけましておめでとうございます

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【2017年が明けました】

 

新年あけましておめでとうございます。

 

昨年は、「主婦er」に遊びに来て下さって、

どうもありがとうございました。

 

21世紀に40代だった女性が考えていたことの記録。

そんなつもりで書いている「主婦er」ですが、

誰かに、何かが届いているのかな? と思うことは、

希望でもあります。

 

今年も、心に思い浮かんだ、よしなしことを

書き綴っていきたいと思っています。

 

2017年も、「主婦er」をどうぞよろしくお願い致します!

 

 

ワタクシ、新年早々、倒れてまして。

昨日は、休日当番の病院に行ってきましたよ。

1月1日から病院って、どうなんですか???

 

当然、新年の食卓の準備どころではなく。

長男が、「お雑煮用のお椀どこ?」と、準備をしてくれた。

 

新年のお雑煮は、来客用の上質なお椀を使っているのだけれど、

そういったことが、長男の中に「当たり前のこと」として根付いていることが、

とても嬉しかった。

 

 

おせち料理を詰めてくれたのも、3人の息子。

 

私は倒れていて、ここらへんから記憶があいまいなのだが、

ブロガー(なのか???)の母のために、

写真まで撮ってあって笑ってしまった。

 

ちょっと、すごくない???

 

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私が毎年、積み重ねてきたことが、

息子たちの中に自然に根付いていることが、本当に嬉しかった。

 

 

体調も回復しつつある本日。

 

私が起きてみたら、家族は全員出払っていた。

 

夫と長男は、自転車(※)で箱根まで駅伝を見に行っており、

次男と三男は、塾の冬期講習(受験生だからね・・)

※バカですね? でも、ママチャリじゃない、本格的なやつね。

 

私は、ブログを書いた後、取材のテープ起こしを始めようと思う。

 

家族それぞれが、それぞれのことをしている新年。

私は、好みだな、こういうの。

すごく満たされた気分だ。