月別アーカイブ: 2024年1月

ドイツに到着しました。

フランクフルトの空港にて

ドイツとフランスで事業をされている飯守篤子さんの自伝を書かせて頂くことになりました。取材のために、ドイツに1か月滞在します。そんな日々の覚書。

ドイツに到着しました。

フランクフルト空港までは、篤子さんが車で迎えにきて下さるということだったので、深くは考えていなかったけれど。

飛行機から、荷物ををピックアップするまでは、一人で進まなければなりません。

その心細さたるや!!!

篤子さんは、40年近く前に、カバン一つでドイツにやってきたそう。

「40年近く前に、篤子さんは、この空港にカバン一つで降り立ったんだよなぁ。。。」

そんなことが、痛烈に身に染みる・・・。

「本を書くための取材」という意味なら、ズームを使ったり、篤子さんが日本に滞在されている時にお話しを伺うこともできたと思う。

けれども、自分がフランクフルトに来ないと、感じとれないことは確実にある。 

来て良かった!

そんなことを感じた、ドイツ滞在第1歩目ででした。

ドイツに行ってきます with てくぅ

てくてく天空のてくぅ

ドイツとフランスで事業をされている飯守篤子さんの自伝を書かせて頂くことになりました。取材のために、ドイツに1か月滞在します。そんな日々の覚書。

このブログがアップされる頃、私は羽田空港にいると思います。

予約投稿とやらに挑戦です。

写真は、荷造りが終わったスーツケースと、てくぅ。

てくぅは、ユニピコのみゆきちゃんがつくってくれたマスコット。

一目見て、「めっちゃ!!!! かわいい!!!!」と、絶叫したらば。

「ドイツに連れていきなよ」と、ブローチにしてくれました。

そんな、てくぅと一緒にドイツに行ってきます!!!

次の投稿は、ドイツからになるはずです。

【追記】

ここから下は、私の覚書です。1月19日(ドイツに到着して1週間経った頃)、書いています。

当日の出発は、午前10時の飛行機だった。

私がよく乗っている「お気に入りのリムジン時刻」は、5時40分吉祥寺発。

この便に乗ると、夜明け前の、明るくなり始めた湾岸の空を、バスの窓から見ることができるのだ。

朝5時に、寵子さんが我が家に迎えに来てくれた。

「人さらいに、来たわよ~♪」

今回のプロジェクトオーナーである飯守篤子さんの実妹が寵子さんだ。

本プロジェクトでは、「日本での生活を1か月投げうって、ドイツで生活する」。ある意味、寵子さんのいう通り、「人さらいに合った」という感じなのかもしれない。

寵子さんが羽田まで見送りに来てくれた。

寵子さんには、「羽田空港には、一人で行けるから大丈夫だよ」と言ってみたが、「私がお見送りをしたいの!」とのことで、ご厚意に甘えることにする。

国際線は、一括して第3ターミナルだと思っていたが、「ドイツ便は、第2から出るのよ」と、ドイツ事情を熟知している寵子さん。心強いっす。ちなみに、ドイツのANAで働いていたことがあるんですと!

国際線ターミナルに到着。

この期に及んでも、「ドイツに住む」というに対して半信半疑の私。早朝のせいか、目が、しょぼしょぼしている。

荷物を預けたら、朝ごはん。最後の晩餐!? は、日本食(おうどん)にすることにした。

寵子さんと二人でうどんをすすってみる。

「外国に住む」が腑に落ちないまま、「進みゆく現実」に圧倒されていた、

そんな私に対して、「普通よぉ」と寵子さんは何度も繰り返し言ってくれた。それによって、何とか「そんなもんか」と思えた感じ。(寵子さんは、20代の大半をドイツで過ごしている。)

ドイツに来て1週間経ってみると、「生活をする」という意味では、日本もドイツも同じだと思い始めているのだが。

《本日限定》家族がいても“1人のプロ”を目指していく。楢戸ひかるさんと語る幸せの作り方・後編/24時間後はプレミアムに移行します!

voicyのパーソナリティ芳麗(よしれい)さんの「芳麗の女と文化の話café」にて、掲題のテーマでお話しました。

通常は、「プレミアム」という有料版での公開となる音声ですが、本日のみ、一般公開されているそうです。

【芳麗さんより】
大好評!マネーと教育、そして生活のプロでもあるライターの楢戸ひかるさんとの対談・後編です。限りある人生をどう生きるのが幸せなのか、リラックスしつつもディープに語り合っています。本日限定の一般公開。

放送へのリンクは、コチラ。

前編は、無料で公開されています。

《対談》お金の事で不安にならない生き方。楢戸ひかるさんと幸せの作り方を語る・前編

voicyのパーソナリティ芳麗(よしれい)さんの「芳麗の女と文化の話café」にて、掲題のテーマでお話しました。

【芳麗さんより】
マネーと教育分野のライターであり、生活のプロでもある楢戸ひかるさんと、40代以降の人生後半戦。不安にならない生き方について語り合いました。

放送へのリンクは、コチラ。

ギフテッド当事者の「声」から、支援ニーズを考える

今日は、セミナーの告知をさせて下さい。

上記は「せんせいゼミナール」というタイトルですが、保護者の方に視聴して欲しいと願います。

ギフテッド当事者として登壇してくれる「うつむくくん」の言葉から、「なるほど、本人は、そうに感じるんだ!」と、私は多くのことを学びました。

実際の親子だと、なかなか聞けないギフテッドの声に、耳を傾けてみませんか? 

画像をクリックすると、申し込み画面に行けるようリンクが貼ってあります。

「子どもを育てられるなんて思わなかった」を読んで。

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『子どもを育てられるなんて思わなかった LGBTQと「伝統的な家族」のこれから。古田大輔編 杉山文野/松岡宗嗣/山下智子 山川出版社』 

上記の本を読んだ感想の覚書です。

生まれた命が生き抜ける社会を

取材で、初めて多様な性(LGBTQ)の当事者団体の方にお会いしたのは、2017年頃だったと思う。教育雑誌の「多様な子どもへの配慮や支援」という連載の中で、発達障害のある子や虐待を受けている子、外国人児童、LGBTQの子についての配慮や支援を考えた。

その時の話は、このブログに何回も書いている。強烈な印象だった。

取材で、初めて当事者団体の方とご挨拶した際に、「生まれた命が生き抜ける社会を!」と名刺に刷ってあったこと、今でも鮮明に覚えている。

「今年から、わざわざ、この文言をいれたんです」と、おっしゃっていた。

LGBTQ+の子どもたちの命を守る法整備

あの日以来、機会があれば、多様な性について学んでいる。

同性婚裁判

全国5カ所で一斉に始まった裁判

法律上同性カップルが結婚できないことは違憲だと国を相手取って訴える訴訟は、2019年に札幌・東京・大阪・名古屋、福岡で始まった。

違憲という判決を勝ち取った先には、同性婚の法制化という目標がある。

憲法14条に違憲する

本から抜粋をする。

裁判長は「婚姻」の目的について、必ずしも子どもを産み育てるためだけでなく、永続的な共同生活の保障が本質であると指摘した。その点において、異性愛者と同性愛者の違いは「性的指向」のみであると述べたのだ。

さらに、性的指向は性別や人種と同じように、自分の意志で変更することができない属性であるため、圧倒的多数派である異性愛者の理解や許容がない限り、同性愛者が婚姻による法的利益を一切受けられないというのは、保護があまりに欠けるーこれは、合理的根拠を欠く差別的取り扱いだという判決が下された。

したがって、本件規定は、上記の限度で憲法14条1項に違反すると認めるのが相当である

法律についての覚書

ふだんは、ゆるっと書いているブログで、本のことをとりあげようと思ったのは、何も書かなかったら、「無関心と同じだ」と思ったからだ。

私は、少なくとも、同性婚の判決について書かれた本を手にとってみる程度には、同性婚に関心がある。

本のメモや自分の考えを覚書しておく。

1)2015年アメリカ連邦最高裁判決がターニングポイント

連邦最高裁は 2015 年 6 月 26 日、州政府が同性カップルに対し婚姻許可証を発給しない
ことや、他州で合法的に認められた同性カップルの婚姻を承認しないことは合衆国憲
法第 14 修正違反であるという判決を下した。

2)同性婚が可能な国は29カ国

Marriage For All Japan(マリフォー)によれば、同性婚が可能な国は29カ国(2021年1月現在)。2015年以降だけでみても、ルクセンブルグ、メキシコ、アイルランド、アメリカ、コロンビア、フィンランド、マルタ、ドイツ、オーストラリア、台湾、エクアドル、コスタリカと続いているそうだ。

3)不正の本質は、自分が生きている時代には不正に気付けるとは限らない。

アメリカで、「同性婚は憲法で認められている」と結論づけた最高裁の判決の印象的な一節を本から紹介しよう。

不正の本質は、自分が生きている時代には不正に気づけるとは限らない、ということにあります。権利章典や修正第14条を批准した世代は、自分たちが自由の全容を知っていると思いませんでした。だからこそ、彼らは将来の世代を信頼し、すべての人が自由を享受する権利を守る憲章を未来に託したのです。
新たな洞察によって、憲法が保護している価値と、その時点における法律との間に乖離が生じていることが明らかになったのならば、自由を求める訴えは聞き届けられなければなりません。

4)憲法24条「婚姻は両性の合意にのみ基づく」

同性婚に反対する人たちは憲法24条の「婚姻は両性の合意にのみ基づく」という条文を盾にしている。両性のみ、つまり、男女のみに認められている、と考えるのだ。

けれども、この文言の背景には、明治時代につくられた旧民法がある。旧民法では、結婚は家の主(戸主)の同意が必要と規定されていた。それが、戦後に制定された日本国憲法では、「個人の自由に基づいて結婚できる」とされた。

今、生きている責任として

憲法24条の「婚姻は両性の合意にのみ基づく」が承認された時代は、言い換えれば「戸主の許可がなくても、結婚をする自由がある」という地点まで社会が進んだということだ。

WHO(世界保健機関)が、ICD-10(国際障害疾病分類)で、「同性愛が病気ではない」としたのは、1990 年 5 月 17 日だ。

憲法24条が批准された時代の人が、性的マイノリティに対しての知識が不十分で、「両性」という表現に限定してしまったのは、仕方ないと思う。

だからこそ、今、生きている私たちが、同性婚についての訴えについて耳を傾け、「聞き届けられた」という状態で、日本社会を次世代に渡せるように、自分事として同性婚に関心を持っておきたいと思った。

多様な性について学んでいた頃の覚書は、こちら。

やっぱり、「その二つ」なんだな ~教育現場の現実的な話~

追記 : 

今、調べてみたら、「両性」というのは、女性の権利を尊重するという意味合いもあるようだ。

日本国憲法に「両性の平等」条項を起草した女性。

2024年 新年あけましておめでとうございます!

井之頭公園の初日の出

主婦er に遊びに来て下さる皆様へ

新年あけましておめでとうございます!

昨年は、どんな年でしたか?

私は、春、下の双子が大学生となり、空の巣症候群になりました。(18年間の修行が終わった話は、コチラ。

6月に韓国高齢者施設を視察、夏は、ギフテッド応援ブック制作が本格化。

ギフテッド応援ブックの発売後は、広島高知金沢と出張が続きました。そんな中、9月~12月は毎週、オーケストラでプロコフィエフを弾いていました。

そんな一年を過ごしているうちに、空の巣症候群も癒え、ようやく、「これからの人生、何をしていこうかな?」なんて思えるようになりました。

ひとまず、今日は、入院していた義父のお迎えに行ってきます。

双方の両親(夫と私)の介護が、視野に入ってきました。

家族を大切にしつつ、「私は、何をしたいんかなぁ?」といったことも、考える時間を確保したいと思います。そして、今年は、それを行動に落とし込んでいきます!!